元気のよい太鼓の演奏で始まった第16回「ILOVE遠賀川流域住民交流会in宮若」会場いっぱい響き渡りました。 |
遠賀川は私たちの命の水です。古代より今もこのことは変わりません。この大切な遠賀川の自然環境が長い間、あって当たり前として、特別な思いもなく私たちは過ごしてきました。 遠賀川流域61キロ、流域人口67万人、22市町村の大切な財産であります。このことに気がついた流域住民は遠賀川を綺麗にしようと現在では、約80の市民活動団体があります。 さらに、この活動の輪を広めようと、毎年流域住民交流会を開催しております。今年は宮若市で開催いたしました。 |
日時 2010年(平成22年) 6月6日(日) 13:30分開催 会場 宮若市 マリーホール宮田」 主催 NPO法人遠賀川流域住民の会 宮若川づくり交流会 |
国土交通省遠賀川河川事務所 近藤 修所長よりあいさつをいただきました。 | |||
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窪山 邦彦理事長 | 有吉 哲信宮若市長 |
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昨年7月の災害での第一報は宗像にいる空手道場に通っている親からの電話でした。「道路が浸水している」との電話でした。その日は夏休みに入って空手道場の生徒と宿題などをし、終わりかけての電話で、これから塾に行こうとしている生徒もいました。そこでインターネットで雨量のデーターを見ると北九州は真っ赤になっていました。子どもたちを早めに帰宅させました。 昨年の災害で宮若地区を中心とした完全な現地調査ではありませんが、一部次のことが分かりましたのでご報告いたします。 今までに経験したことのない大量の雨が降っています。日吉地区では1時間に100mm以上の降雨記録ですが、山の中では推定150mmの雨が降ったと思われます。ダムや砂防ダム・堤防などの対応能力を超える雨だと思います。被害個所も旧若宮地区全域に及んでいます。土石流はいつどこで発生してもおかしくない状態でした。 そのため、次のことに注意が必要です。 家の周りの排水路の点検をしてください。排水溝の近くの飛びやすいゴミや板切れ、ビニール類、落ち葉類を片づけることが大切です。これらのものが排水不良の原因となって、排水溝の側面崩壊の原因になっている例が大変多いです。重要なものは2階以上で管理しましょう。パソコン類や重要な書類など。 農業用水や小川に転落・流される被害が発生しています。大雨の時、小川や農水路の点検は避けましょう 消防団のライフジャケットをつけて作業をしましょう。熊本市で市の職員がライフジャケットを着用しないで水に流され、死亡した例があります。国土交通省の職員は必ずライフジャケットをつけています。消防団にも徹底して着用を勧めてください。命を大切に、事故が起きてしまっては遅いです。 山林が乱れ倒木の被害が多くなっています。雨水が流れる側溝がありません。八木山川橋にゴミが引っ掛かっていました。 昔の常識が現在では通用しなくなっています。 崩れなかった原因 山崩れ 災害が発生すると行政では対応できないところが多くあります。 自動車など前もって高台に避難させておくなど。 今まで安全であっても今年が大丈夫とは限らない。 1.災害は常にやってくる。災害は常にやってくる。 2.過去の災害経験を活かす 3.年配者の経験を活かす。 4.住宅地等の回りの排水路の点検・清掃を確実に行う。 6.過去に崩壊した所のそばが危ない 7.使用されていない田畑の排水状況の点検を確実に行う。 8.植林された尾根線の杉・檜が育成不良で傾き、ひび割れを起こし。 9.自主避難に心がける。 10.夜間避難は危険。夜間の小川・渓流が危ない・水路と道路の判断がつかない。 みなさん行動はしなければ無意味です。 |
海と山をつなぐ遠賀川・・・ 八木山川漁協組合 組合長 有吉 英勝氏 |
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川ひらた実物大の復元・・・ 川船製作研究会 会長 梅澤 邦夫氏 |
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芦屋の海の異変・・・ 西日本ダイビングクラブ 会長 都川 真美氏 |
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遠賀漁協組合柏原支所・・・ 川上氏 |
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中島の今と未来・・・ 中間の環境をよくする会 大野 孝通氏 |
会場ロビーでは「宮若川づくり交流会」の皆さんが作ったタケノコ料理がズラリ!。タケノコの梅酢つけもおいしいです。 |