|
笹尾川は遠賀川の支流で、金剛山を源としますが、一方、北九州市八幡西区で遠賀川から「寿命の唐戸」を通って流れる堀川運河と合流しています。 笹尾川水辺の楽校は、平成13年度末よりワーキングチームや水辺の楽校推進協議会などを設置(地元団体、学校、行政、河川管理者、学識経験者で構成)検討が進められてきました。 遠賀川は北九州市の西の端約1kmを接して中間市、水巻町へと流れています。北九州市は水道の約60%をこの遠賀川から取水しています。しかし、その水質は流域の家庭排水による汚染がすすみ悪化しています。 水道水源となる河川の浄化の大切さを住民の皆さんに知ってもらおうと整備したのが「笹尾川水辺の楽校」です。 平成16年より「笹尾川水辺の楽校で遊ぼう」は毎年開催され、多くの子ども達で賑わっています。平成221年度も8月23日(日)28人の子ども達が参加して開催されました。
1級河川遠賀川水系笹尾川左岸1k700〜1k900 |
最初はひやひやどきどきとカヌーに乗っていた子ども達も水上ではスイスイと漕いでいました。「上流の石に艇がはさまってびっくりした」と悪戦苦闘した子どももいましたが、一人で乗り切ったことでとてもうれしそうに話してくれました。 笹尾川水辺の楽校運営協議会ではカヌーをこれからも広めていきたいと10月に「秋のカヌー教室」が開催されます。 |
準備体操やバトルの持ち方や漕ぎ方などを習っています。 |
ネイチャーゲーム
五感で自然を感じ、心と体で直接自然を体験することによって、自然と体が一体であることに気づくこと「自然への気づき」がネイチャーゲームの目的です。北九州市のネイチャーゲームの会の皆さんの指導で行われました。 |
子どもたちは変わった形の花や葉っぱ、そしてトンボやバッタを見つけました。 わらからどのように変わってきたか、みんなで発表しました。 |
水生生物調査 |
||
川の中には魚や様々な生きものがたくさん棲んでいます。 たくさんの魚や小さな生物は、自分にとっていちばん過ごしやすいところで棲んでいます。 魚や生物を調べることで、その川の状態が分かります。 笹尾川はどんな魚や生物が棲んでいるか、国土交通省遠賀川河川事務所、環境課の皆さんに教えていただきながら子どもたちは調査しました。 まず、投網を使って魚をとります。なかなか難しいくうまくいきません。でもお魚が入っているのを見ると「なにかな」とみんな必死にみていました。 オイカワ・ヤリタナゴ・カマツカ等がいました。 ヤリタナゴも見つかりました。中上流まで広く分布していますが、数は少なく、絶滅危惧種に指定されています。
|
6月に植えたひまわりがたくさん花をつけています。 |
皆さんお疲れさまでした。また来年お会いしましょう。 |