田川市立伊田小学校では、川は友達として、番田河原で川の水質調査を毎年行っています。 今年も9月3日(金曜日)、4年生の児童73名が、晴天の中、調査しました。 暑い中の青空教室では番田橋の下がとても心地よい空間となっていました。 番田河原は、地元の川として広く住民に親しまれています。特に5月の第三日曜日とその前日に行われる「田川神幸祭」が行われ、川の中を2基のお神輿さんと11基の山笠が川渡を行います。 伊田小学校の児童全員は綺麗な川渡神幸祭を願って、ゴミ箱の設置やお祭りの次の日のゴミ拾い等を行っています。彦山川番田河原は子どもをはじめ住民にとって大切な河原となっています。 川は友達では、国土交通省遠賀川河川事務所のみなさん、福岡県や田川市の職員さんも,児童の「水生生物調査」の先生となって一緒に調査を行いました。 川の環境によって棲んでいる水生生物や魚が違ってきます。その川にいる水生生物を調べることで、川のきれいさ度が分かります。 川の中でも、右岸(武徳殿側)ではきれいな水で、小さい魚がたくさん泳いでいました。 児童は取れた、取れたと言いながら、網を素早く使って、魚をとろうと一生懸命でした。草むらの中にはスジエビや魚がたくさん、児童は草を動かしながらとっていました。 川に児童の声が響き、近所のおじさんも出てきて、児童に魚のことを教えていました。その昔、子どもたちはみんな川で遊んで、大きな魚をいっぱいつかまえていたそうです。 左岸側(街側)では清水樋門もあり、水の色も変わっていました。 児童が調べた結果、スジエビが一番たくさんいました。次に多くいたのはヒルです。イシマキガイやヤマトシジミも多くいました。結果少しきたない水となりました。 その他に、ゲンゴロウ、メダカ、タニシ、サカマキガイ、オイカワ。ギギ、ヨシノボリなどがいました。 調査した生きものは、児童たちによって川に返してあげ、調査は終了しました。お疲れさまでした。 |
暑い河原では橋の下が、一番の教室です。 |
川は友達では、国土交通省河川事務所の皆さんをはじめ、福岡県の職員さん・田川市の職員さんも先生です。 |