遠賀川支流の八木山川・千石峡〔宮若市〕には、恐竜が生息したおよそ約1億3千万年前の中生代白亜紀前期に湖だった証拠の地層があり、貝類のほか、これまでに魚類、ワニ、カメ、恐竜などの化石が見つかっています。
8月7日(日)宮若市千石峡で、地層の観察と、貝類の化石を含んだ転石の観察会が、夏休みの小学生と、保護者や化石に興味のある方など60人が参加して川原の化石採集が行われました。
講師は北九州市立自然史・歴史博物館自然史友の会評議員の黒河雅文先生で、転石から巻貝や二枚貝の見つけ方や筑豊には他では見られないメタセコイヤが石炭となった化石、いちょうやソテツ、シダ類など植物が化石になったもの、そして木々の樹脂からできたコハクの化石など、めずらしい化石の写真や実物を見せて説明をしていただきました。
参加者は川原を歩き、巻貝や二枚貝が含まれていそうな石を目を凝らして探していました。次々に化石を見つける子どもや、なかなか見つからない子どもたちと、静かな川原に蝉の声と共に、化石さがしの参加者でにぎわっていました。
指 導・・黒河雅文先生
北九州市立自然史・歴史博物館自然史友の会評議員
筑豊化石収蔵庫 館長 〔飯塚市目尾在住〕
主催 NPO法人遠賀川流域住民の会
協力 脇野の会
後援 国土交通省遠賀川河川事務所・福岡県直方県土整備事務所
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