香月地区を流れる黒川の上流では数千万のホタルが飛び交い、毎年ほたる祭りが開催されています。その下流、梅崎橋には、今、コスモスが満開です。11月2日(金)香月・梅崎橋コスモス畑にたくさんの園児や児童・地域の人々が集まって「コスモス花鑑賞会」が開催されました。主催は「ふるさとまちづくりの会」の皆さん。 当日はコスモスの種をまき育ててきた皆さんが一堂に集まってコスモスの品評会。みなさん、自分の所のコスモスが一番、とコスモスを背景に記念写真を撮っていました。皆さんコスモスに負けない程の笑顔でした。コスモスを立派に育てた団体には会から表彰状が贈られました。 その後、みなさんのお楽しみは「風船とばし」です。風船にメッセージをつけて皆さんいっせいに飛ばします。 「風船飛ばしをやると、子どもたちの喜びようはすごいですよ。それまでの苦労がいっぺんに吹き飛ぶ感じです。さらに、風船のメッセージを読んだと、広島や熊本の人たちからうれしい便りをいただくことも。コスモス畑ができてから、ごみの不法投棄は全くなくなり、まちの環境美化に役立っていると実感できるのもやりがいです」とメンバーの感想です。 風船を飛ばした後は、会の皆さんが準備した焼きそばです。作る焼きそばも半端じゃない量。本当にごちそうさまでした。 以前、梅崎橋付近は雑草が人の背丈以上に生い茂り、家電ゴミや廃材などの不法投棄されたゴミでいっぱいでした。『大切な黒川の周りをきれいにしないといけない』と住民の皆さんが立ちあがり、『それならあそこをコスモス畑にしよう』というアイデアが飛び出し、河川敷を国土交通省から借り、平成13年、『ふるさとまちづくりの会』はスタートしました。 河川敷5千平方メートルの土地を借り、3600平方メートルをコスモス畑に。当初、ゴミを取り除き、草を刈り、土地の改良を行い、土を耕すためトラクターも購入、本当に大変だったそうです。今では20余りに分けた区画ごとに、自治会、保育園、幼稚園、障害者施設など18団体がコスモス畑作りに参加いただいています。参加団体は、種まきからはじめて、草取りなどをします。草取りは、河川敷なので除草剤を使わず手作業で行っています。コスモスの種は毎年、会の皆さんが、花が散った後に集め、少しずつ増やされてきました。近年、香月小学校の5・6年生が作業を手伝ってくれるので大変助かっているそうです。今では30万本のコスモスが皆さんを待っています。 |
開会式 |