11月25日、桂川町住民センターで「第3回 遠賀川交流会」が嘉飯都市圏活性化推進会議(飯塚市・嘉麻市・桂川町・福岡県)主催で開催されました。 福岡県では、各地域の市町村や地域づくり団体、商工会・青年会議所などの関係団体と連携し、市町村域を越えた広域的な地域振興に取り組まれています。 嘉飯地域(飯塚市、嘉麻市、桂川町)の3市町と福岡県で構成する「嘉飯都市圏活性化推進会議」では、NPOやボランティア団体、住民の皆さんと協働して、様々なにぎわいを創出する広域的な地域振興プロジェクト「嘉飯にぎわい交流都市圏構想」(交流・活力・快適・教育・誇りをキーワード)が22年度より取り組まれています。 |
筑後川は熊本県南小国町の阿蘇山の外輪山瀬の本高原を源とし、大分県に入り、日田市で玖珠川を併せて、福岡県の築紫平野を貫流し、久留米市と佐賀県を通り有明海へ流れます。延長1,430㎞、流域面積約2,860㎞2の河川で規模としては九州最大の河川です。筑後川流域は4県12市37町7村にまたがり、人口は約106.4万人。 27年前、大川市の青年会議所などの団体が、地域活性化を図る目的で、流域の市町村に呼びかけ「筑後川フェスティバル」を開催。1回限りのフェスティバルとしていたが、「面白い取り組み」として好評、参加していた小国町が次の年に開催した。その後、流域で開催地を変えながら「筑後川フェスティバル」は開催されてきた。筑後川流域ではない福岡市も、市民の水道水の30%を筑後川に頼っているとし、福岡市でも開催してきた。また、フェスティバルは、現地実行委員会形式で行われ、フェスティバル終了後も、現地実行委員会や地元のグループがイベントとして開催、地域活性化につながっている。 筑後川流域で年1回のフェスティバルを開催するだけではなく、情報交換・人的交流が大切と、「筑後川連携ネットワーク」が形成され、地域と大学(久留米大学)のネットワークもでき、「筑後川連携倶楽部」が誕生した。 筑後川流域連携倶楽部は筑後川流域で環境保全や地域活性化に取り組むグループ・個人のネットワークで、「遊び」学び」「仕事」を一体化させル取り組み、「筑後川まるごと博物館」「筑後川まるごとリバーパーク」を立ち上げている。併せて筑後川共通の情報発信として、筑後川新聞を年6回、2万5千部を発行している。 「筑後川まるごと博物館」は流域全体を博物館と見立て、地域を見ていただく企画。また、大学と連携し、大学の公開講座と併せて学芸員を養成、現在50人の学芸員がボランティア学芸員として活動している。また、学芸員が中心となって運営委員会を形成して運営している。筑後川新聞も学芸員が担い、地域ごとの紹介を行っている。 「筑後川まるごとリバーパーク」は筑後川を11のリゾートに分け、それぞれ地域の宝物を地域で活動している団体がツアーを企画。観光の受け皿は地元で活動する団体やグループ。「筑後川まるごとリバーパーク」の多彩な自然をアピールをする。 筑後川で楽しく遊び、学ぶことで地域の活性化につながることが大切。例えば筑後川の特産品を売り出すなど経済の活性化へとつながる取り組みが大切。 |
飯塚市中ノ島遠賀川河川敷で企業に呼びかけ植栽活動の報告をお話していただいた。 その様子はこちらから 中ノ島ラッパ水仙 |
スケッチ展示