安全な水ってどんな水
田川ふるさと川づくり交流会では、2月2日(木曜日)午後2時、田川市伊田にあります伊田浄水場を見学しました。とても寒い日でしたが、初めて見る施設の様子と局員さんの熱心さに、寒さも感じない(?)程お話をお聞きしました。 水道水と笑顔が商品、その収益で運営されているそうです。笑顔が素敵な皆さんでした。 田川市の上水道は田川市民約57,700人に大切な命の水を届けています。水源は陣屋ダム、川宮、成導寺、位登、金国、糒からで、それぞれ表流水や地下水、伏流水、貯水池から各地の浄水場に送られてきます。 伊田浄水場は600tの水槽が2個で1200t、深さ4m、小学校のプールが200tということで6倍ぐらいの広さで、日々原水を取り入れ安全な水を生産しています。一日三交代で皆さんが守っています。 きれいな水を作るのには原水がきれいでないとおいしい水はできません。近年、田川市の水の源でもある彦山川・中元寺川など田川市を流れる川も汚れが進んでいます。きれいな美味しい水が飲みたい!と思っても、河川の水が汚れていると、消毒のための薬品を多く入れないといけません。まして、さらに下流に住む皆さんが遠賀川の水を活用していることを私たちは忘れてはいけないのです。上手に使ってきれいな水を遠賀川に戻したいですね。 みんな何とかしたいと思っています。上流の市町村では効率的な下水道はなかなか進みません。高齢化に伴って合併浄化槽の設置が進まないのも要因ではないでしょうか。流域全体で考える必要があります。 今回の田川市の浄水場見学ではみなさんたくさんの想いや宿題をいただいたのではないでしょうか。 |
水道水ができるまで
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各地から原水が集められています。原水に薬品を入れていただいた様子。 |
原水の水質を金魚で管理しています。 | 各地の浄水場をモニターで管理しています。 |
管理室を見学しました。 |
浄水場からみた香春岳です。 |