八反田川のぼりイカダ大会

昨年は東日本大震災の直後ということで、「八反田・川のぼりイカダ大会」は中止となっていましたが、今回は「心に残る大会にしよう」と開催、14チームが参加、老いも若きも力いっぱい頑張ってタイムが競われました。

大会が開催された嘉麻市上臼井地区八反田船入り場は、江戸時代は秋月藩の米蔵があり、遠賀川の水運を利用して川ひらた（五平太舟）で年貢米を運んでいました。年貢米を納め、役目を無事果たした農民がたくさんのお土産を船に乗せて川をのぼってきたそうです。こうした当時の習慣をしのぶと共に、昔から慣れ親しんだ川で楽しく遊び、その川を清掃することによって、ふるさとの河川愛護や地域の活性化につなげたいという思いで、嘉麻市商工会青年部を中心に実行委員会を形成して取り組まれています。

イカダレースは参加者の手づくりイカダで競います。予選ではスタート地点から川を下り、折り返し地点より下流から上流へのぼってきます。往復約1km。1チームが2回挑戦して合計タイムの順位を決めます。上位から5チームが決勝戦（往復1.2km）を行って優勝チームを決めます。漕ぎ手は4名、各レースの漕ぎ手の交代は認められています。今回はハンディは年齢60歳以上は一人目30秒、二人目から15秒先にスタートします。

お天気に恵まれたもののまだ川の水は冷たいようで、川の中だけには落ちたくないと願っていた選手は、舟の転覆で川の中へ、水はきれいだったそうですが、冷たい冷たいと走り回っていました。

レース後は来たときよりもっときれいに！と参加者・応援者みんなで清掃活動を行いました。

成績発表
優　　勝	UNITY
準優勝	五平太船
３位	少年の舟
４位	嘉麻市役所B新彩
５位	西日本新聞碓井店
デザイン賞	ひまわり会
デザイン賞	飛行船
コスチューム賞	嘉麻市市役所Aユース部
パフォーマン賞	チーム桂川
実行委員長賞	GREEN　BIRD
大会レコード賞	UNITY

選手宣誓ゼッケンナンバー1番「GREEN　BIRD」の選手。「イカダレースを楽しみ沈まないように頑張ります」と選手宣誓。

いよいよスタートです

第一レースのスタートの様子。西日本新聞碓井店チームはハンディがあるので先にスタート。

第二レースのスタートの様子。23年会チームはハンディがあるので先にスタート

第3レースのスタートの様子。五平太チームはハンディがあるので先にスタート


GREEN　BIRD（嘉穂総合高等学校の生徒の皆さん）チーム。選抜チームだけど、初顔合わせ。


汗と涙で完成したイカダ。でも・・・「悔しい、来年こそは決勝戦へ！頑張ります」とのコメントを頂いた「つばサニ―号」


昨年の分まで頑張りましたとはなされたUNITYチーム。大会レコードを出した。


嘉穂総合高等学校の先生チームの「ダチョウクラブ」の皆さん。


嘉麻市役所新人職員チームの「嘉麻市役所B新彩」チーム。先頭は澤選手。


1回目はリタイヤ2回目は無事完漕。「飛行船」チーム。バイクのようには行かなかったようですが、デザイン賞を獲得されました。


西日本新聞碓井店チーム。必勝のハチマキが決勝戦へ。


今年もデザイン賞に。さんさんと輝く「ひまわり会」の皆さん

今年も頑張る「チーム桂川」の皆さん。

少年の心を持ったおやじさん達の舟「少年の船」の皆さんバトルさばきも息が合っているようでした。デザイン賞です。


嘉麻市役所Aユース部。河童さんとしてみんなの人気者です。に輝きました。


還暦過ぎての参加の「五平太船」の皆さん。子ども達が「おじいちゃん頑張って」との応援に一層力が入っていたようでした。	先頭を漕ぐのは澤選手。嘉麻市の安全を守る「嘉麻の安全守る隊」の皆さん。

23年会の皆さんは出場することに意義があるとして毎年参加されています。やっとゴールにつきました。

第2レースは激しい競争が行われました。


ゴール間近は接戦です。

決勝戦です


優勝を飾ったUNITYの皆さん。選手も応援者も皆さん頑張っていました。


	3位の少年の船

嘉麻市立碓井中学校の放送部の生徒のお二人がイカダレース大会の進行係です。風はひどくなかったもののイカダの川のぼりは大変きついと思います。お二人の励ましの声で、選手も応援者も一つになってゴールへと頑張れたのではないかなと思います。主催者から感謝場が贈られました。本当に長い間ご苦労様でした。ありがとうございました。