響みどりの会は森と水を守り、将来の子どもたちの生活を守ることを目指して実践活動しています。今回は北九州市水道局の助成を受けて北九州市の水道に関する学習会を開催しました。 第1回目(7月21日土曜日)は北九州市の水がめでもある「遠賀川を知ろう」と題して、源流から流域を下ってその実情を観察。 源流の森(嘉麻市馬見)は「遠賀川源流の森づくり推進会議」の呼びかけで、荒廃した森に広葉樹の木々を植樹、水と緑の循環を呼び戻す取り組みを平成9年から実施しています。春は植樹、夏には植樹した木々が草に負けないで育ってほしいと下草刈りをしています。響みどりの会も植樹や下草刈りに参加してきました。 その麓に遠賀川にサケを呼び戻そうと毎年サケの卵のふ化、飼育・放流に取り組んでいる「遠賀川源流サケの会」のサケのふ化・飼育場を見学。このサケのふ化・飼育場は昨年完成したばかりです。 青木会長は「この施設は多くの皆さんの協力で完成しました。サケのふ化や飼育には水は大切です。大切な水の安定した供給ができることから、高いふ化率と飼育が期待されます。今年は約4万個のサケの稚魚がこの施設で育ってくれることでしょう。そして、遠賀川流域の小・中学校や高校生の児童・生徒・住民の皆さんによって旅たっていきます。4年後、大きくなったサケは生まれた川のにおいを求めて故郷に戻ってきます。これまでもサケが戻ってきました。サケは遠賀川の象徴です。鮭はきれいな川に戻ってきます。遠賀川の水をきれいにしようと遠賀川流域の住民は清掃活動や葦の草刈りなど行って、きれいな遠賀川を目指しています。」と話されました。 参加者のお一人は、「きれいな水を得るためには森の力は大切です。源流の森の植樹にも参加したことがありますが、植樹や下草刈りを毎年行われている皆さんに感謝します。若松区でも竹林が広がって整備することが大変です。北九州市の水道水は遠賀川に頼っています。皆さんが遠賀川をとても大切にしていることを知りました。私たちにとっても大切な川です。」と話されていました。 今回、響みどりの会の皆さんは遠賀川の源流にある王塚(装飾)古墳、アイガモ農場(桂川町)等をを見学されました。 |