「自然観察会と食事会」が10月20日(日)に開催されました。今回の観察では、野鳥と植物の観察会です。そしてお楽しみは中島で栽培、収穫された小麦粉を使っただんご汁です。とっても美味しく頂きました。 中島は遠賀川中下流域(河口から12km付近)に位置し、約30haに及ぶ広大な面積を有しています。島内には、大規模なヨシ・オギの草地、タブノキ林などの樹林、その他貴重な植物が存在し、生息動物も鳥類をはじめ豊かで、生物の生息、生育空間となっています。 しかし、近年、島内では古墳周辺の竹林が荒廃し、セイタカアワダチソウなどの外来植物が広範囲に広がるなど、自然が失われていくと共に、人と川との関わりの希薄化が懸念されています。 このような状況を踏まえ、遠賀川中下流域で失われつつある自然を新たに中島で再生・創出するための方策を検討するために、平成16年度から中島自然再生検討委員会、平成19年度から住民ワークショップを開催、平成19年度には「遠賀川中島自然再生振興計画書」が作成されました。 平成20年度から仮橋および湿地掘削工事が始まり、現在、湿地再生事業及び利活用施設の工事が進められ、中島の自然再生が始まりつつあります。 このように、中島の自然再生は住民ワークショップを通じて市民の皆さんの意見を踏まえながら、官民が協力しながら中島の自然を再生していく事業。 今回開催され「中島自然再生ワークショップ(自然観察会と食事会)」では昨年設立された中島自然再生協議会(通称ダブリンの会)が準備を進めてきました。 ※中島自然再生協議会は住民ワークショップに参加された市民の皆さんの有志で結成されました。会では中島の活用(竹炭作りや小麦作り)や市民の皆さんにもっと知っていただこうと中島自然観察会を開催しています。随時新しい会員を募集しています。自然は日々変わります、中島がどのように生まれ変わるのか皆さんもご一緒に観察してみませんか。 |