日時 | 2013年11月23日(土) |
会場 | 北九州市立香月・黒川ほたる館(ほたる館落成式はこちらから) |
主催 | 北九州市・北九州市ほたるの会 |
北九州市では、2002年から毎年、ホタルと人間が共生する自然環境の保全と韓国との交流を目的として、「ホタルで結ぶ日韓交流」シンポジウムを開催してきました。 2006年からは、韓国に加えマレーシアや中国などからホタル保護関係者を招き、「国際ほたるシンポジウム」と名前を変えて開催しています。国内外のホタルの保護活動や研究成果などの発表、パネルディスカッションなどを行い、北九州市から全国にほたる情報を発信する貴重な機会となっています。 |
北九州ほたるの会は、北九州の自然環境を守り、ホタルなど身近な生きものの生息を図ることを目的として、平成7年9月に、ホタルに興味を持つ市民によって結成されました。 |
主催者あいさつ |
中村 光男 北九州ほたるの会 会長 |
「ホタルをとりまく身近な自然は 地球の宝」をテーマに神奈川大学総合理学研究所の大場 信義氏(大場ほたる研究所長) ホタルは日本には約50種類生息している。幼虫の時期が水生で生息するゲンジボタルをはじめ、たんぼや湿地に生息する小型のヘイケボタル。また、幼虫の時期に森や林に棲むヒメボタルなど。国内で生息するホタルや体長が9cmにもなる巨大ホタルなど、マングローブ地帯で無数に止まって集団発行するホタルがまるでクリスマスツリーのように光り輝いていることなど世界のホタルの様子を話していただいた。 ホタルが生息することは、それぞれの地域の環境によって違っている。ホタルと共に人々の生活がる。それを支える環境がある。それぞれの地域すべて違う。水辺環境が安定していることは、人々が生活する上でも優れた環境である。ホタルの光は子どもから大人まで魅了する。世代を超えたホタル観賞の機会は身近な小さな命とのふれあいと共に、人々のコミュニティの形成にも大きな役割を担ってきたと言える。 |
「城南市のホタル保存活動 」 鄭氏(韓国ホタル研究会副会長 城南市はソウルと隣接している市で市昇格40周年を迎え、都市型の新都市中心のニュータウンとベンチャー団地など新しい情報産業中心の産業都市。1998年「メンサンホタル自然学校」が開設され、様々な取り組みを行なってきた。ホタルの生息は素晴らしい環境を象徴、地域のイメージアップにも貢献することが期待される。また、ホタルの生息環境保全のために地域住民が自発的に行う環境にやさしい生活様式や自治体による自然環境に配慮した開発が継続することにより、私たち人間は、ホタルを通じてもっとも基本的でもっともかけがいのない自然から様々な恩恵を受ける。 |
「ほたるを守ろう〜ほたるを通じた日韓交流事業の報告〜」北九州市立木屋瀬小学校4年生20名 北九州市立木屋瀬小学校の4年生は3年生の時にほたるについて調べ、今年2月に「こやのせ座」で行なわれた「香月・黒川ほたる教室」で学習を通じてわかったことや、考えたことを発表。6月8日に「2013ほたる」サミット北九州」(北九州市で開催)でホタルについて発表。8月23・24・25日の三日間、「ほたるを通じた小学校の日韓交流事業」で韓国を訪問し、韓国の小中学校とほたるを通じた交流を行なった。 「日韓こどもホタルシンポジウム」では、言葉が通じないということを考えて絵や伝えたいことをハングル語で書いた画用紙で発表。韓国の子どもたちと一緒にキッズダンスを踊ったりしました。 今回の発表では、韓国の発表の様子や感想を話してくれました。 子どもたちの感想 発表では緊張したが上手にできてうれしかった。キッズダンスの時韓国の人は踊ってくれるだろうか不安であったが、みんな一緒に踊ってくれ他のでよかった。うれしかった。 韓国での旅がとても不安であったが行ってみると皆さんとても親切にしてくれてよかった。ほたるを守ることは木屋瀬の環境を守ること、大切にしていきたい。 楽しい思い出がたくさんできた。皆さんに感謝したい。 |