添田町中元寺川河川公園で6月14日、「アカザを守る会 川探検」が、大人14人、子ども22人、合計36人が参加して川探検が開催、子どもたちは一足早い魚の調査や水遊びに河川公園がにぎわった。
平成8年より添田町の河川で川に棲む淡水魚の調査をはじめられた武貞さんが、平成23年夏、環境省のレッドリストで絶滅危惧Ⅱ類に指定されているナマズ目のアカザを確認、その後、「身近な川にも希少な生物がいることを知ってもらい、川への関心を高めてもらいたい」と平成24年1月に「アカザを守る会」を結成し、流域の生態調査や河川のゴミ拾いを始められた。同年6月17日アカザの捕獲に成功。
会では、添田町には、幻の淡水魚「アカザ」がひっそりと生息している。絶滅危惧種に指定されているアカザは、水のきれいな清流にしか棲めない。「アカザ」の保護調査を通じて、川を守ることは,この地域に住む自分たちにしかできないことであり、生活する上で不可欠な水を守り、後世に残すことは大変重要なことである。また、近年、子どもたちが川に接する機会が減っており、川と安全に楽しく付き合う方法を広めていきたい、と活動をしている。
今後、会では、川の楽しさ、怖さ、素晴らしさは、川に触れて初めてわかる。大人が自然を子どもたちに伝えることは欠かすことのできないとても大切な事、また、青少年の育成活動や「アカザ」の人工繁殖を取り組む活動を行なうという。 |