笹尾川は遠賀川の支流で、金剛山を源としますが、一方、北九州市八幡西区で遠賀川から「寿命の唐戸」を通って流れる堀川運河と合流して遠賀川に流れ込んでいます。2004年(平成16年)、市民の皆さんに、川で遊び、自然にふれあうことによって、水の大切さを学んでいただく「場」として「笹尾川水辺の楽校」は整備されました。地元の住民の皆さんが中心となって構成している「笹尾川水辺の楽校運営協議会」が管理・運営しています。
8月24日、子ども達が楽しく水の大切さを学ぶイベントとして、笹尾川水辺の楽校運営協議会による「夏休みだ 水辺で遊ぼう」が開催、あいにくの曇模様で開催が心配されていましたが、たくさんの子どもたちで笹尾川がにぎわいました。
北九州市上下水道局水質試験所の皆さんによる「きれいな水を作ってみよう」では水道水を作るのと同じ仕組みで、笹尾川の水をきれいにする水の浄化実験を行ないました。 ・講師の先生は
北九州市で飲まれている水道水の源水は、皆さんの近くを流れる笹尾川や遠賀川の水です。この川の水が汚れると、薬品を多く使って汚れを処理することになります。お金もたくさん必要で、水道水もおいしくありません。川の水を汚さないようにしましよう。と話されました
「笹尾川の自然を学ぼう」では、国土交通省遠賀川河川事務所の皆さんによる笹尾川に棲む昆虫や魚などを採取したり、事前にとっていた魚などに触ったりすることができます。今回は前日に仕掛けをしていた魚とりの中にウナギが入っているなど、とてもたくさんの魚に出会いました。子どもたちの中にはウナギをもって「ぬるぬるしてうまくつかめない」と真剣にウナギと格闘していました。やはり、魚に触るのが大好きな子どもたちです。
笹尾川水辺の楽校運営協議会の皆さんはカヌーの講師で、子どもたちにカヌーの乗り方や、川の中での指導していました。子どもたちは、あっという間に上手にバトルの使い方も慣れ、今回、水かさが多くなった上流まで挑戦していました。
たくさんの体験をした笹尾川の夏休み。思い出もいっぱい。夏休みの宿題の自由研究になったのではないでしょうか。10月にもカヌーに乗ったり魚とりの体験ができるようです。
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