遠賀川の源流の森は非常に荒廃しています。特に竹林が山林を侵食していることに起因し、水量の減少が危惧されています。森を守ることは、川や海が生かされ、私たち人間が生かされることです。NPO法人遠賀川流域住民の会では放置された竹林を伐採し、竹炭を作り、この竹炭を水の浄化に役立て、さらに使用した竹炭を肥料として活用しています。
9月14日(日)、嘉麻市千住長野地区では今年で第6回目を迎えた「源流の森再選応援団」を開催。福岡県嘉穂総合高等学校嘉麻市立大隈城山校の高校生をはじめ、大学生、地元の皆さん企業の皆さん、遠賀川流域の皆さんが参加されました。
これまでは年2回作業を行なっていましたが、8月3日に予定していました作業が台風のため中止となって、9月14日は2回分の作業を行なうなど、少しハードな作業となりました。が皆さん本当に一生懸命作業をしていただきました。本当にありがとうございました。
作業は2窯分の竹を準備。大変きつい作業となりました。高校生は竹林に入って伐採された竹を人海作戦で運び出します。見た目では軽く見えるのですが、実は大変重い竹筒になっていました。運びだされた竹は軽トラで炭焼き小屋(作業場)まで運びます。軽トラックが大変役に立ちました。竹林から作業場まで何回往復したのでしょうか。企業の皆さんが軽トラックを出して運んでいただきました。
作業場に運びこまれた竹は、ボランティアの皆さんによって、四つ割りにします。(四つ割り器具を使って上手に割っていきますが、力仕事です。)女子高生をはじめボランティアの皆さんが、50本ほどにまとめ束にしていきます。どの作業も力が要ります。暑い日差しに日陰を求めて作業を行なっていましたが、ついに日陰もなくなり、12時になりました。
昼食は地元の皆さんが作っていただきましたカレーです。皆さん力仕事の後なので、何杯もお代わりをしていました。本当においしくいただきました。
昼食後、青木先生の森林環境教育についてのお話がありました。
その後、作業の大爪です。(午前中は冗談を言いながら作業ができたのですが・・・幅広い年齢層の交流?)
午後の作業は1時間ほどでしたが、二回分の竹炭が必要なため、皆さん黙々と作業をしていました。
2窯分の竹の準備ができました。この後、窯に火を入れます。3日連続で火を燃やすため大変な作業を行ないますが、スタッフの皆さんや、みこしをかつぐ会の皆さんが夜を徹して窯の見張りをしていただくということです。
整備された竹林には来春にはおいしいタケノコができるそうです。タケノコ刈りも計画されていますので皆さんぜひ参加してください。
|