遠賀川の支流、笹尾川(八幡西区)で、「笹尾川水辺の楽校運営協議会」が維持管理をしている「笹尾川水辺の楽校」開校10年を祝う式典が3月13日行われ、関係者や地元住民そして、幼稚園や保育園など500人が式典に参加して、北九州市消防音楽隊の演奏や、バルーン飛ばし、1500匹のサケの稚魚放流、また、会員の皆さんが作っていただいたぜんざいを食べるなどして、みんなで楽しく10周年を祝いました。
式典では、宮崎会長は「本日はたくさんの皆さんに集まって、笹尾川水辺の楽校10周年を祝うことができたのは感無量です」とあいさつ。また、北九州市消防音楽隊の演奏が行われ、楽しい音楽が河川敷に響き渡りました。特に子ども達に大人気の「アナと雪の女王」や「妖怪ウオッチ」の演奏が始まると、園児たちは大声で歌たり、手で音楽に合わせて踊っていました。
式典後、子どもたちが待ちに待ったバルーン飛ばしです。バルーンには、八幡西区南部小学校6校(千代・池田・香月・楠橋・木屋瀬・星ヶ丘)の児童が‟児童の夢をのせて”として、一人ひとりの夢がタグに書かれています。たくさんの思いが寄せられたバルーンはどこまで届くのでしょうか。ファンファーレと花火が鳴って、宮崎会長の合図で一斉に放されました。園児たちは「わー」と叫びながらバルーンが揚がっていくのをいつまでも見守っていました。
また、水辺では昨年12月にふ化し、5〜7cmほどになったサケの稚魚を園児たちが放流しました。サケの会のメンバーに桶に稚魚を入れてもらって、園児たちは一列ならんで、稚魚を育ててきたサケの会の会長 青木会長から「サケは4年後には帰ってくるから、帰ってきてねと言って放流するんだよ」と教わって、園児たちも「帰ってきてね」と大きな声で呼びかけていました。
10周年を迎えた会員は
夏と秋にカヌー教室を開催し、地元小学校の児童の環境学習の場、子ども達が水と触れ合う場として笹尾川水辺の楽校にたくさんの人たちが訪れています。そして、地域住民など、ボランティアを募り、水辺の楽校周辺の草刈や清掃活動を行っています。広い敷地の草刈りは大変でしたが、皆さんと一緒に10周年を迎えることができとても嬉しく思っています。子ども達の笑顔でまた頑張ろうと思います。この子ども達が笹尾川を守ってくれることでしょう」と話してくれました。 |