2015年3月7日(日)
「芦屋の里浜づくり」のマツの植樹に400人近くのボランティアの皆さんが園芸用のスコップや軍手を持って芦屋海浜公園に集まりました。
福岡県と芦屋町
は、地域住民の皆さんと一緒に、芦屋海岸に地域の財産として将来に誇れる素晴らしい松林を造り育て、あわせて砂被害を軽減させる取り組を行っています。今年度は3,000本のマツを植樹。今後、3年かけて海岸にマツ林を広げていく計画です。
「芦屋の里浜づくりで本日3,000本のマツが皆さんによって植えられます。マツが育つまで長年かかります。皆さんと一緒に見守っていきましょう。」と主催者の言葉です。
植樹をする海岸線には飛砂対策の目的として静砂垣(竹で作られた垣根のようなもの)、堆砂垣を設置し、海岸側に人工の砂丘を作って、砂が落ち着くようにしています。今回は80箇所ほどの植樹区画配置を設けて、一区画に約50本〜80本くらいのマツを参加者によって植えていきます。あらかじめボランティアの皆さんの作業区画が決められており、そこのマツを植え終わったら集合写真(記念撮影)を取って終了となります。今回は参加者が多く、1時間弱でほとんど終了していました。
植え付け作業は、砂地なので、マツが倒れないように、保護シートでマツの幹の部分をくるんで、ひもでマツを竹の支柱と結んで固定して出来上がりです。最初は植えるのに戸惑っていた皆さんも何本か植えるごとに手際よくなっていました。なかには、「松に名前をつけなくていいかね。」「誰が植えたかわかるように自分の名前を付けた方がいいよ!」など和気あいあいに話をしながら植樹を楽しんでいました。
また、小さい子供連れの家族も多く参加され、子どもたちにとっても記憶に残る良い思い出になったのではないでしょうか。また、大学生は卒業の記念に参加しましたと話されていました。マツ林が広がり、たくさんの皆さんがかかわっていく中で、素敵な思い出が増えていくことでしょう。
上から見ると静砂垣は入り口がジグザグの様になっていますが、風や砂が通り抜けないようにしているそうです。マツも若干密に植えているようですが、年数がたっていくと、病気になったり、大きくならないマツもあるそうで、元気なマツを育てるために必要なことだそうです。
9日(月)は小学校の児童が海岸にマツを植えるようです。子どもたちの大切なマツ林ができます。
また、3月9日(月)〜3月14日(土)の期間で別途植樹に参加できるそうですので、皆さんもマツ林づくりに参加されてはいかがでしょうか。
問い合わせ先 福岡県 北九州県土整備事務所 河川砂防課砂防港湾係
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