遠賀川流域の子ども達と共に学習し、川を守っていこうと今年も多くの学校や河川愛護団体によって遠賀川河川環境学習会が開催されました。 講師は遠賀川河川事務所、福岡県土整備事務所、福岡県嘉穂鞍手保険福祉環境事務所、地元の市町村の職員さんや河川愛護団体の皆さんです。 子ども達は、川で採取した生き物の特徴やどのような生き物が棲んでいるのかを観察する水生生物調査の他、CODパックテストや透視度計を使ってきれいさを調べる水質検査行うことで川の状態を知ることができました。 川に入って生きものを捕まえる体験で川に親しみを持ち、上流と下流の水を比較したことで、水を汚さないようにするためには、食べ物や飲み物など残さず食べること、ゴミのポイ捨てをしないことが大切だと感じていました。 沢山の生き物が棲めるきれいな川にしていく気持ちが芽生えたようです。 資料は国土交通省遠賀川河川事務所ホームページより、2019年7月1日付「平成30年の遠賀川水系水質調査結果」の資料を一部抜粋して掲載させていただきました。http://www.qsr.mlit.go.jp/onga/press_files/R1_07.01_H30nen_suisitugenkyou.pdf |
|
遠賀川は、いくつもの川が集まり、その周辺にはたくさんの人が生活しています。流域の市町村は7市14町1村で、その人口は約63万人、川と人との密接度がとても高い川です。 遠賀川の水は水道水や農業用水として、上流から利用され、利用した水は川へ流れます。そして、その下流で再び水道水等として利用され、海にたどり着くまで、繰り返し使われだんだん汚れていきます。 また、河川敷にはペットボトルや空き缶、バイクや冷蔵庫などの不法投棄されたゴミが、さらに遠賀川の水を悪くしています。 遠賀川の水問題やゴミ問題を何とかしようと、流域各地で環境問題に取り組んでいる団体がいます。そして子ども達と共に学習し遠賀川を守っていこうと、今年もたくさんの学校や団体が河川環境学習会を開催しました。 学習内容はそれぞれの団体や学校で工夫され、子ども達が楽しく学べるようにしています。講師は遠賀川河川事務所、福岡県県土整備事務所、嘉穂・鞍手保健福祉環境事務所、市町村の職員や大学の先生方です。 水生生物調査は、川にすむ生き物を採取して調べます。川に行けない場合は、体育館などで魚などを展示、その特徴やどのような所に棲んでいるのか、お話を聞きます。 水質調査ではCODパックテストや透視度計を使って、調べていました。 ※調査した小学校・団体等の一部をご紹介いたします。 |
飯塚市防災センター前中之島河川敷で調査 |
10月15日 | 福智町立金田小学校 |
10月11日 | 田川市立猪位金学園 |
10月5日 | 田川市立弓削田小学校 |
9月28日 | 田川市立後藤寺小学校 |
9月27日 | 田川市立大藪小学校 |
9月21日 | 田川市立田川小学校 |
9月20日 | 田川市立鎮西小学校 |
9月13日 | 田川市立大浦小学校 |
8月26日 | 宮若市小原自治区 |
8月7日 | 飯塚片島交流センター |
8月2日 | 水巻町立頃末小学校児童クラブ |
7月14日 | 香春町下高野2区子ども会 |
7月13日 | 飯塚市立片島小学校 |
7月11日 | 小竹町立小竹北小学校 |
7月10日 | 嘉麻市立下山田小学校 |
6月28日 | 飯塚市立鯰田小学校 |
6月26日 | 糸田町立糸田小学校 |
6月22日 | 宮若市立宮若西小学校 |
6月21日 | 嘉麻市立嘉穂小学校 |
6月13日 | 飯塚市立岩小学校 |
6月12日 | 田川市立伊田小学校 |
5月31日 | 岡垣町立吉木小学校 |
5月15日 | 芦屋町立芦屋東小学校 |
10月15日(月) 福智町立金田小学校 4年生(77名) 今年予定の小学校への出前講座最後の川の環境学習です。彦山川上流、中流の透視度検査、児童達の好奇心溢れる水生生物調査そして味噌汁実験を通して川を汚す原因をみんなで一緒に考えクイズを盛り込んで楽しみながらの川の環境学習でした。いつも早朝から学校の身近な川の水生生物を捕獲し持ち込んで頂いた河川事務所関係の方々、河川環境学習に深いご理解の先生方々お力添えの元、児童達との楽しい川の環境学習を終える事が出来ました。心より感謝いたします。会員一同、又来年の出前講座のスキルアップに向け今、一歩前へ! |
10月11日(木) 田川市立猪位金学園 4年生(31名) 児童達の身近な猪位金川から中元寺川~彦山川~遠賀川への川の環境学習です。上流域に住む私達の飲み水となる川、下流の人達にとっても大切さな飲み水となる川の事、普段目にする事も無い初めて見る身近な川の中の生きもの達、目キラキラ、興味津津です。川の環境学習を通して知る沢山の川の事、生きものの事→繋がる命、水質検査等で知る今の川の状態、今日の学習で川への関心、川の大切さ、川を身近に感じてくれる子供達が増えている実感に、活動の後押しをされている思いの環境学習です。"きれいな川にしたいよね"の問いかけに、しっかり頷く児童達、頼もしい児童達の笑顔です。 |
田川市立弓削田小学校で遠賀川河川環境学習会が行われました。 残念なことに台風の影響で中元寺川(春日橋)での水生生物調査はできませんでしたが、教室で水質検査や、川から捕ってきた魚や水生生物を観察したり、魚の見方や特徴などを教わっていました。 魚の説明では、ギギを見ると、「わ! かわいい」と児童の皆さん一斉に声を!「これはナマズの仲間ですよ」と先生が話すとびっくり!。大きさも可愛らしさも違うようで!。今日はナマズも川でと捕れました。児童はおそるおそる触ると「ぬるぬるしている。せっけんみたい。」と話していました。初めて触ったなまずや、魚たちを見てと、生き物への関心が深まったのではないでしょうか。とても真剣に見入っていました。 今回、中元寺川を調査、綺麗な水が流れ、豊かな自然環境が残っていることがわかりました。 |
9月28日(金)田川市立後藤寺小学校で遠賀川河川環境学習会が行われました。 川の中に生きる水生生物や魚たちは春日橋下の河川で調べました。 川に入るのにおそるおそるの児童もいましたが、すぐに慣れて網で魚を捕まえようとします。泳いでいるのが見えているのになかなかつかまりません。草むらに網を置いて足でばたばた、つかまりました。なんと、ヨシノボリとギギをいっぺんに捕まえて、びっくり!みんな上手にたくさん魚を捕まえていたようです。 児童達は捕まえた生き物を調べて発表、結果、自然が豊かに残っている川となりました。 |
9月27日(木) 田川市立大薮小学校 4年生児童(40名) 今日は児童達に楽しみに待っていて頂いた環境学習です。川への距離がある学校程、川の環境学習の必要性を感じる中、河川事務所の方々の力強い支援のもと当日捕獲の水生生物持ち込んでの調査、水質、透視度検査等を通して児童達と一緒に水の中の生きもの達の事、川を汚さない為の工夫を考える、回を重ねる毎、児童達の聞き入る眼差しに「啓発」の意味、意義に改めて活動の重要性を感じます。授業の最後には「使った水は少しでもきれいに川へ」の、思いを込めた手作りアクリルたわしを児童達へプレゼントです。 |
9月21日(金) 田川市立田川小学校 4年生児童(36名) 今日は初めて川の環境学習を導入させて頂いた田川小学校4年生の授業です。環境学習を重ねる毎、児童達の素直さ真剣さ学ぼうとする姿勢に身が引き締まる思いです。知らなかった川の事!とっても楽しかった!伝えたい事を直球で受け止めてくれる児童達からお礼のありがとうの言葉、私達からも児童達へありがとうの思いです。彦山川の風景が子供達の笑顔と重なりながら、小さく蒔いていく種が大きく花開く様子を児童達の満面の笑顔に見た環境学習でした |
9月20日(木) |
田川市立大浦小学校 4年生児童(33名) 今日は川の環境学習です。児童達には学校や自宅が河川から離れていると、中々川を身近に感じる機会もなく川にどんな形で関心を持ってもらうか私達にとっても勉強の環境学習です、案ずるより産むが易しの如く、水質検査、透視度検査、水生生物を持ち込んでの調査、児童達にとっては興味津々、目キラキラ、元気全開の環境学習です。子供のパワーと吸収力の凄さ、楽しみながら学べる環境学習を目指して、そんな中きれいな川の必要性、川の役割を楽しく伝えられる活動へ!(目標)先生方の川への環境学習のご理解の深さに学習の都度感謝の思いです。 |
8月26日(日)宮若市小原自治区の皆さんは、地元を流れる山口川(犬鳴川支流)に注ぐ弥ヶ谷川の水質調査及び生物調査を行いました。 また、山口川で捕れた婚姻色をしたカワムツ、初めてきれいなカワムツを見ました28日 |
8月7日(火)飯塚片島交流ンターの子ども達が飯塚市防災センターで、遠賀川河川環境学習会、水生生物調査・地震体験をしました。 講師は遠賀川河川事務所の職員さん、飯塚市職員さんです。今回は飯塚高校の物理科学部の生徒さんと先生にも支援いただき開催いたしました。 NO1 水生生物調査編 8月7日(火)飯塚片島交流ンターの子ども達が飯塚市防災センターで、遠賀川河川環境学習会、水生生物調査・地震体験をしました。 NO2 川ひらた見学 地震体験 |
7月21日(土)香春町呉ダム渓流公園で金辺川を楽しむ会主催「めだかの学校」が開催、渓流に子ども達の声が響き渡りました。 呉ダムに流入する小川が整備されて公園になっています。上流からきれいな水が流れるため、たくさんの生き物に出会うことができます。 毎年夏休みになると「めだかの学校」が開催され、子ども達の楽しみになっています。今年もたくさんの子ども達が生き物捕りに挑戦しました。 子ども達は香春町「なごみの杜かわら」で集合後、呉ダムまでバスで移動します。 呉ダムで捕った生き物たちがどんな生き物か、みんなで調べました。講師の先生に魚の特徴などを教わりながら調べていました。でも一番多く取れたのはサワガニでした。 最後に子ども達は、夕暮れ時、手軽に涼を求められる打ち水を体験しました。雨水をためて行うなどの方法なども学びました。 日頃静かな渓流も、夏休みになって涼を求める親子連れで多くなっていくことでしょう。 川には大人の人と一緒に行きましょう。 |
雨で川の水が増水したため、室内の水質調査となりました。 調べた結果、遠賀川は見た目以上にきれいな川だと分かりました。きれいな川を汚さないようにゴミのポイ捨てなどしないようにします。 |
|
大きな網を使ってたくさん生き物を捕まえました。 網が重たくてなかなかうまく使うことができなった児童も、何回も挑戦。 可愛らしい生き物を見つけて大喜びです。中には珍しい生き物もいました。 |
|
川の増水のため川に入ることがで着なくてと手の残念な様子の児童達。川で行われた投網の様子や網にかかった魚たちを見てびっくり。捕れた生き物たちの説明に熱心に聞き入っていました。 |
初めて川に入る児童たち。おそるおそるでしたがすぐになれて、草が生えている川岸に網を置いて熱心に魚とり、網をあげてエビがいるのを見つけて、「わーとれたとれた!」大きな声で周りのお友達に見せていました。 |
6月26日(火)糸田町立糸田小学校の児童が「遠賀川河川環境学習会」を同学校の体育館で行いました。 児童達は、パックテストや・透視度計を使って、上流の水と学校の近くを流れる中元寺川の水質のきれいさを調べました。 また、みそ汁を使って全部飲んだみそ汁と飲み残しをしたみそ汁の容器を水槽で洗う実験では、飲み残した量は少したっだのにCODパックテストで比較すると、汚れがひどいことが分かり、児童達は給食など食べ残しをしないなど話していました。 最後に会から「アクリルたわし」を渡し、「これからも中元寺川を皆できれいにしていきましょう。今日の学習した事をお家の人に話してください。アクリルたわしは少しの汚れは洗剤を使わなくてもよく落ちるので使ってください。」と話しました。 |
6月22日(金)若宮市脇田(脇田温泉)に沿って流れる犬鳴川上流脇田ほたるの里で宮若市宮若西小学校の児童が「遠賀川河川環境学習会」を行いました。 講師は遠賀川河川事務所、福岡県直方県土整備事務所、福岡県嘉穂鞍手保健福祉環境事務所、宮若市の職員の皆さんです。 沢山の児童によって、お魚や水生生物、水質調査が行われ、子ども達の楽しそうな声が、日ごろ静かな河川敷に響き渡りました。 ほたるの里では、地元「進興地区犬鳴川を守る会」の皆さんが定期的に除草や清掃活動が行われ管理されています。 川の水もとても綺麗で、サワガニが多く橋の上からでもカニが横歩きしている様子が見えます。川の中に入るとカニがたくさん「カニ!カニ!ここにも」子ども達はいっぺんにたくさん捕まえる事ができ大喜びです。 トノサマガエルもいましたが河川敷の横に広がる田んぼにはオタマジャクシがたくさん。 |
6月21日(木)嘉麻市嘉穂小学校の児童が遠賀川河川環境学習会を行いました。講師は遠賀川河川事務所の職員の皆さん、嘉穂水辺の楽校周辺の環境を守る会の皆さんです。 今回の河川学習会は前日の雨のため川での生物調査はできませんでしたが、嘉穂小学校内で水質調査(上流と下流の水の比較)や遠賀川について、災害時や大雨が降った時にどうするのか等、クイズや絵を見ながら答えていました。 |
6月13日(水)飯塚市立立岩小学校の児童133人は、飯塚市防災センターや遠賀川河川敷で「遠賀川河川環境学習会」水質調査や水生生物調査を行いました。 この取り組みは、遠賀川河川事務所、福岡県飯塚県土整備事務所、嘉穂・鞍手保健福祉環境事務所、飯塚市そして地元で活動している遠賀川流域住民の会の皆さんが支援して実施されています。 |
今日(6月12日)、田川市立伊田小学校児童による「遠賀川河川環境学習会」が行われました。この取り組みは、遠賀川河川事務所、福岡県田川県土整備事務所、福岡県嘉穂鞍手保健福祉環境事務所、田川市、そして地元で活動している「田川ふるさと川づくり交流会」の皆さんが支援して行われる取り組みです。特に校区内を流れる彦山川は、学校から近く、地元の人々から親しまれている河川で、5月には田川川渡り神幸祭が行われ、伊田小学校の児童はきれいな祭りを願ってゴミ箱の作成や祭り後のゴミ拾いをするなど、児童にとても親しみ、大切にしている川です。 その川が、上流に比べて汚れているのか、どうして汚れるのだろうか、そして、この川をもっと大切にしていくために、どうすればよいのか等を学習するのが「遠賀川河川環境学習会」です。 写真はスタッフの打ち合わせの様子です。 |
吉木小学校の児童は毎年、小学校の近くを流れる乳垂川の水質調査を行っています。 川の由来や川が果たす役割などを調べています。 |
次の世代に水害の伝承を 平成30年5月18日、飯塚市菰田小学校4,5年生の児童が、これまでの水害を実際に経験された地域の方にその経験談を子ども達に語ってもらうと共に、菰田排水機場の見学を行いました。 子ども達は地域の方の経験談や事務所職員の説明を真剣に聞き入っており、また排水機場内部の見学ではその施設の大きさに驚いていたようです。 最後に見学会で学んだことの発表では「排水機場の役割がよく分かりました。それでも災害は起こることもあるので、事前の準備が大切ということが分かりました。」「水害について自分が大人になったら子ども達に伝えていきたいです。」などの意見が出ました。 |
2018年5月15日(火)、芦屋町立芦屋東小学校の児童が総合学習の時間を活用して、校区内にある遠賀川や遠賀川河口堰、遠賀川多自然魚道公園などを1年かけて学習します。 学習は遠賀川多自然魚道公園整備からのつながりである九州工業大学環境デザイン研究室(伊東啓太郎研究室)、芦屋町、遠賀川河川事務所が協働して支援されています。 児童たちは4人一組のグループに分かれて、それぞれ九州工業大学環境デザイン研究室の学生さんがリーダーとなって、共に学習されるそうです。児童たちは学生の皆さんから沢山の事を学ばれることでしょう。 今日は、遠賀川河口堰、遠賀川魚道公園を見学、それぞれ施設の役割など、遠賀川河川事務所の職員さんからお話をしていただきました。そして、分かったことや疑問に思ったこと等、そのつど発見ワークシートに記入していました。 次回は魚道公園でどんな生きものがいるのか、どうして魚道公園が造られたのか等を学びます。 |