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河口堰しんぽじうむ
10月31日 芦屋町 響みどりの会

 
10月31日遠賀川河口堰管理支所で「遠賀川魚道公園しんぽじうむ」を開催しました。
魚道公園は、「生きものと人をつなぐ緩やかな水辺空間の再生」をコンセプトに、2008年事業開始、2013年に完成しました。
この魚道改良事業プロジェクトのデザインを担当された九州工業大学教授伊東先生の講演をはじめ、当時このプロジェクトに携わられた方々との座談会です。
伊東先生の都市の生態系、生物多様性の向上への想いや魚道の線形を河口堰の西部を流れる西川の線形を参考にしたなどの工夫の話、長年魚道改良の事業化への想いを抱き続け、実現へのスタートをさせた山口副長(以下職名は当時)、「遠賀川に鮭を呼び戻す会」の故大里さんから魚道改良の遺言を託された上席専門職の川崎さん、芦屋町職員として、町や地域の皆さんとの橋渡し役を担った小田武文さん(環境住宅課長)、事業の途中で東日本大地震が発生し、予算に苦労された松本係長、予算削減を受けて設計や施工に工夫した深浦係長、「設計プロセスサイン・公園案内サインを担当した伊東研院生伊藤さんの話など、当時関係された方々の熱い想いと苦労話を聞くことができました。
そしてこの魚道は、2013年にグットデザイン賞を受賞しました。この魚道を活動の場としており、本シンポジウムを主催した「響みどりの会」は、このような思いを胸に今後の活動に取り組んでいきたいと思います。